ご挨拶

会長 酒井研一

 

水土里ネット滋賀 (滋賀県土地改良事業団体連合会)

会長 酒井研一

平素は、会員をはじめ関係機関の皆さまには、本会の運営に特段のご理解を賜っておりますとともに、農業農村整備事業の推進に多大のご尽力とご協力を頂いておりますことに対しまして厚くお礼申し上げます。

近年は、新潟県中越地震の発生や、例年に無く数多く上陸した台風の集中豪雨により、各地で大災害が発生し多くの尊い人命が失われ、農地等においても多大な被害を受けました。
現在も再建に向けてがんばっておられる被災された地域や農家の方々に、心からお見舞い申し上げます。

さて、国においては、財政事情が厳しいなかで、行財政改革の一環として制度的改革が進められ農業農村を取り巻く情勢は大変革の時期を迎えており、特に本年はこうした改革や政策の枠組み等が議論され、決定されて行く重要な年になることから、米政策改革への対応などを踏まえ、基盤整備と農業経営体育成にかかる施策の一体的な実施により経営体の体質強化を図るとともに、自然環境・農村地域保全の観点から、生活空間としての農村整備を併せて行う等、農業農村整備事業を効率的かつ計画的に実施する必要があると考えております。

私たちは、土地改良区の役割や存在意義を見つめ直し、土地改良区組織の体質強化と、地域の住民や自治体と連携して地域づくりを考えていこうとする「21世紀土地改良区創造運動」を「水土里ネット」という愛称のもとに、様々な運動を展開しております。

しかし近年、社会が大きく変革するなかで、農業農村においても情勢は大きく変化し、農業従事者の高齢化や後継者の不足、さらにはコミユニケーションの希薄化と活力の低下等、いろいろな課題をかかえており、今後、これらの課題を解消していく努力と、安全で安心できる食料を将来にわたって安定的に供給し、わが国の農業農村を良好な形で次代に引き継ぐことは、私たちに課せられた重要な責務でもあり、このような重大な使命を担う農業農村を健全に発展させるとともに、やすらぎや、ゆとりとうるおいを感じられる地域特性を生かした、活力に満ちた農業農村づくりが必要であり、なかでも農業施策の方向が、従来からの「農地資源」と「水資源」に加え「有機性資源」と「環境資源」を加えた四つの貴重な地域資源を、地域住民と一体になって、さらなる利活用に努め、適切かつ計画的な整備に向かうことが重要と考えます。

また、農業農村整備事業は、水田農業を改革発展させるため、地域の実態に対応した担い手への農地利用集積を図りながら、用排水施設の整備や、ほ場の大区画化、施設の計画的な更新等を進めるとともに、環境に配慮した農業施策を強力に推進していくことが重要です。特に、土地改良施設の整備や更新にあたって、今後は地域の諸団体等との連携や支援を得ながら、ハード、ソフト両面にわたる事業展開が求められております。

本会といたしましては、各地域の要請に基づく農業農村づくりの支援に果敢に取り組んで参りたいと考えておりますので、会員並びに関係機関のより一層のご支援とご協力をお願いいたします。