活動組織や支援団体等で構成する『琵琶湖とつながる生きもの田んぼ物語推進協議会』は、「豊かな 生きものを育む水田」での米生産の取組のより一層の拡大を目指すことを目的として、生態系保全に関 する技術や情報の共有、生産された米の販路拡大に向けた情報発信等を一体的に行っています。
画像:「魚のゆりかご水田」イメージ
滋賀県では、住民参加のもとに農村地域の生態系を保全し、農村の活性化を図るため、平成13年度から「魚のゆりかご水田(魚が田んぼと琵琶湖を行き来できるよう排水路に魚道を設置する取組)」の取組を始め、さらに、平成23年度からは「豊かな生きものを育む水田づくり(生きものの暮らしに配慮した水田やその周辺環境を整える取組)」として、内陸部にもその取組の拡大を図ってきました。
平成27年度に施行された「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」にも、多様な生物を育む水田の整備等による環境に配慮した農業の普及が規定されたところであり、協議会では、こうした取組のさらなる拡大を図るために活動していくこととしています。
また、このなかでも、「魚のゆりかご水田」をはじめとするこうした取組は、琵琶湖と共生する本県独自の農業システム[琵琶湖システム]のなかの大切な取組の一つとして位置付けられ、平成31年2月に琵琶湖と共生してきた農林水産業が「日本農業遺産」に、さらに令和4年7月に国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」に認定されました。
協議会としても、世界農業遺産認定を活かした滋賀の農林水産業の魅力を県内外に発信していきます。
また協議会では、こうした取組趣旨に賛同する会員を広く募集していますので、事務局までお問い合わせください。
魚道を遡上するフナ(左)とナマズ(右)
◎「魚のゆりかご水田」とは?
琵琶湖には、田んぼにのぼってきてそこで産卵・繁殖する魚がいます。この魚たちが
田んぼにのぼりやすいように水路に魚道をつけるのが「魚のゆりかご水田」です。
○「魚のゆりかご水田」紹介動画
この取組をわかりやすく紹介した動画を是非一度、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=GwAq6TM6-zY (外部へのリンク)
◎「魚のゆりかご水田米」とは?
◎ 新着情報・活動報告
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